毎年、家計簿ってつけようと思っても三日坊主で終わっていませんか?
家計簿の分類が少なくてもわかりにくいし、多いと書くのが億劫になるし…。
ズボラでもちょうどいい分類に出会いたいものです。
そこで、今回は、ズボラ三でも続けやすい家計簿の項目分類法をご紹介します。
家計簿が三日坊主になりがちな方は、参考にしてくださいね。
家計簿の項目分類法
まず家計簿の分け方は、大きく分けると「固定費」と「やりくり費」に別れます。
「固定費」は、家賃や電気料など毎月固定でかかるもの、「やりくり費」は食費や医療費などその月によって金額が変動するものです。
固定費とやりくり費を分けると、お金の流れが可視化できて、家計を見直ししやすくなります。生活費も細かく分けると、もっと項目が出てくるのですが、今回はざっくりと分けたものを紹介していきましょう。
固定支出の分類
まずは固定費の分類です。
- 家賃
- 電気代
- ガス代
- 水道代
- スマホ代
- 保険料
水道代など2ヶ月に一回の請求になるものは、請求がない月は空欄にして書きます。
この他にも、Wi-Fi料金やレンタルウォーターサーバーなど、毎月決まった金額がかかっているものは固定支出にまとめます。
やりくり費の分類
続いてやりくり費の項目ですが、基本的には次のように分けられます。
- 食費:食材の買い出しやテイクアウト
- 日用品:消耗品や雑貨
- 外食費:外食した分
- 交通費:ガソリン代や電車・バス代
- 娯楽費:趣味やデートに使った分
- 医療費:病院や市販薬を購入した分
- その他:美容関係や洋服代など
これより多くなると、面倒になって三日坊主になる可能性が高いです。家計簿は無理なく書き続けられることが大切です。ここを節約したいと思ったら、項目を増やしたり細分化したりすると、どうお金を使っているのかが見えてきますよ。
その他の家計簿ルール
家計簿を書くときに悩むのは、ルールが決まっていないからです。次の6点を決めておくと、ここはどうしよう?と悩むことがなくなります。
- 外食と娯楽費の分け方
- 税抜き税込か?
- 電子マネーのチャージは?
- クレジットカードの支払いは?
- ポイント払いの書き方は?
- 特別費はどう記入する?
詳しく説明します。
外食と娯楽費の分け方
外食にかかった費用は、外食費に入れるのが通常です。ですが、外食する際って、お金を使うのはご飯を食べるだけではないですよね。
例えば、美術館デートをしてご飯を食べてきた場合。
- 電車代…交通費
- レストラン…娯楽費
- 美術館…娯楽費
このように1日外出して出先でご飯を食べた場合は、外食費を娯楽費にまわすのも一つの方法です。デートは金額を気にせず楽しみたいじゃないですか。娯楽費はあまり使わないことも多いので、デートで使ったお金は娯楽費に入れるのもありです。
一方で、買い物に行って遅くなったからレストランで外食をすませた場合は、外食費に含めています。これも厳密な決まりがあるわけではないので、ご自身の中で線引きをしてください。
税抜き税込か?
家計簿を書くときに、税抜きで書くか税込で書くか迷いませんか?レシートによっては内税だったり外税だったり…。いちいち計算するのも面倒ですよね。
そんなとき、便利なのが買ったお店ごとにまとめて金額を記載する方法です。日用品と食品を同じ店で買ったときには分けると管理しやすいですが、基本的にはお店ごとにまとめた方が消費税の計算がなくて楽です。
毎回税抜き、税込みで迷う方は、商品ごとに書くのを止めるのもストレスを軽減させるひとつの方法ですよ。
電子マネーのチャージは?
電子マネーを使う人もいます。電子マネーのチャージはどのように書いていくかというと、チャージした段階で家計簿に記入するのがいいですね。チャージした段階で現金化するのが手間なので、使ったものと考えて記入してしまった方がいいでしょう。
何度もチャージするのが面倒という方もいますが、出費を正確に把握したいなら、その都度使う分をチャージする方法がおすすめです。それでも回数を少なくしたいなら、月初めに予算分をまとめてチャージする方法もありますよ。
クレジットカードの支払いは?
普段の買い物にクレジットカードを使うこともありますよね。クレジットカードは、引き落としされるまでにタイムラグがあります。引き落としのタイミングで計上してもいいのですが、お金の動きがわかりにくくなるので、使った日に計上するのがおすすめです。
家計簿は、元々月毎の支出を把握するためのものです。使ったタイミングで計上した方が、今月はこのくらい使ったというのがわかるので、カードを使った日に計上するのが本来の役割を果たせます。
ポイント払いの書き方は?
買い物をしているとポイントが貯まるサイトが多いですよね。楽天とか、Amazonとか…。このポイントを使ってお得に買い物ができるわけですが、ポイントを使って減額した支出を家計簿に計上しないほうがわかりやすいでしょう。
全額ポイント払いなら家計簿には書かず、一部ポイント払いなら支払った金額だけ記入します。実際に使った金額だけ記入する方が支出がわかりやすくていいですね。
特別費はどう記入する?
特別費とは、旅行やご祝儀など、生活費以外で大きな支出があるものです。これはやりくり費や固定費には当てはまらないので、特別費として別々に管理をします。
例えば、旅行、引っ越し、ご祝儀、家電の買い替え、プレゼントなども特別費に含んでよさそうです。厳密にコレは入らない!ということはないので、ご自身でいいように線引きしてくださいね。
ルールは締めつけ過ぎない。ズボラさんは気楽につける!
家計簿のルールでひとつだけ言えることは、『わかりやすく続けやすいものであること』です。
今回ご紹介してきた項目もほんの一例。
つけているうちに不都合が出てきたら、自由に変更、作り変えられるものです。
まずは書いてみて、ここがしっくりこないというポイントを見つけて、自分のスタイルに作り変えていくのが、家計簿を長く付けていくコツです。オリジナルのスタイルを探してみてくださいね。
まとめ
家計簿は細かくつけようと思えばいくらでも凝ることはできますが、それってズボラさんじゃなくても続かないですよね。
ズボラな人って、特に書くまでをいかに簡単にするかが続けるポイントになります。
家計簿の項目は決まった形はないので、自分が何を把握したいのかを考えて、無理のない範囲で分類していきましょう。