大掃除といえば年末ですが、やり残したところがあるなら春のこの時期にやってしまうのがおすすめです。春のプチ掃除のポイントは、カビ取りと乾燥、そして油汚れを落とすことです。梅雨に向けてカビ対策はやっておきたいところ。そして冬の寒さで固まっていた油汚れも、春には緩んでくるので掃除がしやすくなります。
ぜひ、春にプチ掃除をして気持ちいいおうち時間を過ごしてくださいね。
春はプチ掃除におすすめの時期
春は、年末にやり残した大掃除と、梅雨に向けての湿気対策の掃除に最適な時期。この時期に掃除をしておくと、次の年末大掃除まで軽い掃除で十分になります。
年末は寒さもあって大掃除が億劫だったお風呂場や洗面所、トイレなど水回りの掃除も、少し暖かくなった春ならしっかりと掃除ができます。
塩素系漂白剤を使った掃除も、換気が必ず必要なので暖かい方がやりやすいです。春はカビ対策も安全に行えるので、掃除におすすめの時期です。
春のプチ掃除で意識したいポイント
春のプチ掃除は、冬に溜まった汚れやできてしまったカビをしっかり取り除くのが大切です。春に掃除をすることで、梅雨のカビの繁殖を抑えられます。
カビ対策には、塩素系漂白剤やアルコールスプレー・エタノール水でできます。エタノール水は、自宅でも作れてコスパもいいので、作り方をお伝えします。
エタノール水の作り方
エタノール水は、次の材料で作れます。
【材料】
- エタノール
- 水
【作り方】
- スプレーボトルにエタノール8、水2の割合で混ぜる
ドラックストアなどで市販されているエタノールを、水道水で割れば出来上がります。エタノールが手に入らない場合は、アルコール除菌スプレーや住宅用マルチクリーナーを使ってもOKです。
春のプチ掃除をやっておきたいところ7選
春のプチ掃除でやっておきたい場所は、どこでしょうか。春に掃除をしておきたいところは、次の5つです。
- 窓
- お風呂場
- トイレ
- 収納
- キッチン・換気扇
- 車・自転車
- 家電
詳しく説明します。
窓
窓周りは、冬の結露によって湿気が溜まりがちです。レールの部分は凹凸があるのでホコリや汚れが溜まりやすいので、カビが発生しやすくなっている場所。ホコリや汚れは住宅用マルチクリーナーでカビ取りをして、汚れを拭き取り、レール部分を乾燥させましょう。
パッキンが黒カビになってしまうと、なかなか落ちません。そうなった場合はジェル状のカビ取り剤を塗ると落ちやすいですよ。
窓周りでいうとカーテンも湿気を含んで、カビ臭くなるまたはカビが生えている可能性があります。カビ臭いカーテンは、この機会に洗濯しておきましょう。もしカビが生えている場合は、酸素系漂白剤をお湯で溶いたものに30分ほどつけ置きしてから洗濯します。素材によっては自宅で洗濯できない可能性もあるので、洗濯表示を確認してから行ってください。
お風呂場
お風呂場のカビは、梅雨の時期に繁殖しやすくにおいがちです。浴槽の外側の部分を外せるなら、一度外して掃除をするのがおすすめです。
お風呂場のカビ取り掃除をするときには、換気扇を回してマスクやゴム手袋、ゴーグルなどで肌が露出しないようにします。塩素系漂白剤をスプレーして、20分ほどおいたらぬるま湯で洗い流します。掃除をしていると排水溝にゴミが溜まりやすいので、排水溝も掃除しながら洗い流しましょう。
扉付近のゴムパッキンもカビやすい部分ですし、排水口は臭いが発生しやすいところなので、塩素系漂白剤などを使用してしっかり掃除します。
トイレ
トイレは普段の掃除で見えている部分はやっていると思いますが、便器とタンクの外側が結露しやすくカビがつきやすい部分です。タンクの裏側も普段はあまりみませんが結露しやすいので、時々カビ対策で結露を拭いてあげてください。
普段結露がつく場所は、拭き取りをしたあと、エタノール水などで2度拭きしてしっかり乾燥させましょう。
収納
靴箱や押入れなどは、ゴミをかき出すなどの大掃除はすると思いますが、収納していると湿気が溜まりやすいのでカビが生えているかもしれません。春のプチ掃除のタイミングで、靴や押入れの中身などをすべて出し、外に干して乾燥させましょう。
靴箱の場合は、中をアルコールスプレーなどかけて拭き取ります。住宅用のマルチクリーナーの場合は、拭き取りだけでなく水拭きもしっかりしてから乾燥させましょう。
押入れなどの場合は、外壁と接している部分はカビやすいところ。扉を開けてホコリを取って乾燥させるだけでもカビ予防にはなります。もしカビが発生していたら、アルコールスプレーで除菌をして広がらないようにします。掃除をした後はしっかりと乾燥させることが大切です。
キッチン・換気扇
キッチンの大掃除は年末に行うご家庭が多いですが、油汚れは冬場は落ちにくいですよね。暖かくなってきた春が、油汚れが多いキッチンの掃除をする時期に適しています。
キッチンの油汚れは住宅用クリーナーでも掃除できますが、合成洗剤を使いたくないという場合は重曹やセスキ炭酸ソーダなどを溶かした手作りスプレーでも綺麗になりますよ。
ナチュラルクリーニングの場合は、スプレーボトルに粉を溶く際にぬるま湯を使えば、掃除をする際に油汚れが浮き上がりやすいのでおすすめです。ただし、あまりにお湯の温度が高いとボトルが変形したり、洗剤の効果が落ちることもあるので注意しましょう。
車・自転車
春は花粉や黄砂が飛んでくる時期です。花粉は放置しておくとシミになるので、汚れているなと思ったら早めに掃除しましょう。
まずはホースなどで水洗いし、その後で洗剤やスポンジを使って汚れを落とします。汚れを落としたら再度水洗いをしましょう。金属なので濡れたままにしておくと錆びてしまうこともあるので、出来るだけ拭き取っておくといいですね。
家電
冬の間に活躍した加湿器や暖房器具は、そのまま片付けてしまうと中でカビが繁殖する可能性もあります。そのためしまう前にはキレイに掃除をしてから片付けましょう。
加湿器のタンクやフィルターは、クエン酸水につけ置き洗いをすると、溜まった汚れが落ちやすいです。空気清浄機やエアコンなどは花粉を吸い込みやすいので、本体は拭き掃除をして、フィルターも洗うか掃除機でホコリを吸い取りましょう。
洗濯機は常に水を使っていますが、梅雨時が1番カビが発生しやすいですし、カビ臭くなります。春のプチ掃除のときには洗濯槽や排水口の掃除もしておくといいですよ。
まとめ
春はやり残したお掃除をするのに最適な季節です。暖かくなってくるこの時期は、水回りの掃除もしやすく、油汚れも落ちやすくなります。普段はあまりやらないような『見えない部分』の掃除をして、季節ものをしまう準備をしましょう。